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暮らし体験談

20〜40代単身移住者の体験談

野生動物と真剣勝負!?山の暮らしも捨てたもんじゃない

埼玉県出身で、学生時代は愛媛県松山市で過ごされたという古谷さん。幼稚園教諭としての勤務を経て、夢だった絵本屋を目指して愛知県へ。

移住した先で、愛媛県がとても恵まれた環境だったことに気づかされ、20代で愛媛県東温市の地域おこし協力隊に応募することを決意。平成28年7月、(愛媛県に)Uターン移住し、地域との連携を図りながら日々活動に励んでいる。

 

前回のインタビューを見る>>

 

インタビュー〜協力隊の活動〜

「地域おこし協力隊」としては、井内地区でどのような活動をされているのでしょうか?

最近だと、近くの市町から幼稚園児を招いて芋ほり体験を実施しました。
「イベントをやる」というより、「交流を図る」というイメージで日々活動をしています。


幼稚園教諭の経験を活かして、子どもたちに野菜の収穫を教える古谷さん。

・・あと、先日、罠の狩猟免許を取得しました♪
まだ駆け出しなので、他の猟師さんたちと猪の解体をやったり、猟の極意を聞いたりしています。
銃の免許は持ってないので、狩りをしているというと印象が違うと思いますが。


なぜ、狩りを?!


猟は山の生活に直結していると思うんですよ。
農作物を荒らす害獣も自分たちで生きることに真剣です。
私たちも負けているわけにはいきません。真剣勝負です。

しかし、ライバルとはいえ、いただいた命には心から感謝します。

”山での生活は「できるだけなんでも無駄にしない」”これが基本だと感じています。

古民家の電気を消す古谷さん。

 

農業に興味をもったきっかけはありますか?

幼少期、山や林の中を駆け回って育ったこともあり、自然に触れることが好きなんです。
自然が好きな両親の影響もありますが、協力隊活動に関わる以前から、農業をやってみたい気持ちはありました。

 

地域おこし協力隊として活動する以前に、農作業の経験はありましたか?

全くないです(笑)田植えも稲刈りも、昨年の協力隊活動で初めて体験しました。
裸足で田植えに挑んだのですが、翌日ものすごい筋肉痛になって大変でした。
来年は田植え靴で参戦します!


古谷さんが参加した『井内米 田植え体験』の様子は、朝日新聞に掲載されました。


活動の中で大変だな
と感じることはありますか?

地域の人が欲している活動か否かの線引きが難しいです。
この活動は地域の為になるのかな…?と考えながら、日々奮闘しています。

 

仕事のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

「新聞見たよ!!」「がんばってるね!」「活躍してるね!!」など、外部の方からお声をいただいた時、自分の活動が外に広がっているんだなと感じて嬉しいです。
地域の方の反応も、グっときます。思いがけず言ってもらったお褒めの言葉は、特に響きますね。

あとは…猪の皮を剥いでる時ですかね(笑)


猪を前に余裕の笑顔を見せる古谷さん。理系女・歴女に続く「狩女」誕生!?


井内地区では、年間どの程度のお祭りごとや地域の方々との共同作業がありますか?

毎年10月に、男手が神輿を担ぐ地方祭と、井内の新米が振舞われる新米祭りが行われています。
地域の方との共同作業といえば、草刈などの清掃活動が年に3回~4回程度で、私はすべて参加しています。


元気いっぱい出迎えてくれる古谷さんと、おいしい豚汁の振る舞いで、身も心も温まる井内の新米祭り。


古谷さんオススメのお祭りを教えてください

やっぱり井内といえば新米祭りですね!今年で10回目を迎えます。
先着200名に新米のおにぎりが無料で振舞われ、餅まきなどの催しで盛り上がります。
井内の棚田で育まれた、おいしい「井内米」を多くの方に味わってほしいです!


ふるさと絶賛バラエティ「い~よ。」の生放送で、自慢の井内米をPRする古谷さんと永井さん。


積極的に地域に関わる中で、気づいたことはありますか?

どんな場面でも地域の方との連携が必要だということです。
「地域」と一括りにするのではなく、「個々」との関わり。何か行動を起こす時は必ず相談。
日々のコミュニケーションを密にすることで、地域の方とうまく付き合えるように思います。
知らないことは聞いて、大変そうなときは手伝いに行く。祭りの後の片づけや、地区の草刈りなど、地域の方と同じ苦労を味わうことが何より大切だと気付きました。

 

「東温市」の魅力を、一言で表すと?

「真面目!!!」

 

井内を訪れるオススメの時期は?

4月、5月田植え前の棚田は空が映って綺麗ですし、7月~8月は青々とした棚田、9月には稲刈り前の黄金色の棚田がとても美しいです!


夕日のグラデーションが最高の井内の棚田。ベストスポットは古谷さんに聞きましょう!


今後の目標を教えてください。

とにかく自分自身が“山の暮らし”を楽しむことです。
新しいものを取り入れるというより、今あるものを活かして「自分がここ(井内)で楽しく生活しています」ということを、外部の人に見てもらいたいし、知ってもらいたい。それが一番の“地域おこし”になるのではないかと願っています。

山の暮らしも捨てたもんじゃないよ!ということを、引き続き発信していきたいですね。


満面の笑顔で出迎えてくれた古谷さん。


最後に、東温市に移住を検討されている方へのメッセージをお願いします。

山暮らし、一緒に楽しみましょう!!!!!

古谷さんの前回インタビューを見る>>
移住者インタビュー一覧をみる>>

PROFILE

古谷 沙耶香さん

ご出身:埼玉県

前 職:幼稚園教諭

お仕事:東温市地域おこし協力隊(井内地区担当)

※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。

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