移住者にも人気!東温市でアートを満喫できるイベント「とうおんアートヴィレッジフェスティバル2025」
こんにちは。
東温市(とうおんし)移住コンシェルジュです。
毎年恒例となっている【とうおんアートヴィレッジフェスティバル】が、ついに2025年も開幕します!
2018年に始まり、今年で8回目の開催となるこのフェスティバルは、舞台芸術を通じて地域を盛り上げる一大イベントです。
本記事では、今年度のフェスティバルの概要や注目プログラムをご紹介します。
アートヴィレッジフェスティバルとは?
「とうおんアートヴィレッジフェスティバル」は、東温市が地方創生の一環として取り組んでいる事業で、東温市を“舞台芸術の聖地”に育てていくことを目指して生まれました。
市と地域住民、アーティスト、団体が一体となって、アートの力で地方を元気にする取り組みを続けています。
東温市を舞台芸術の聖地として全国に誇れるまちづくりを目指すアート・ヴィレッジとうおん構想に基づいて実施しています。
2025年のフェスティバルテーマは『共鳴』
先日、東温アートヴィレッジセンターで【とうおんアートヴィレッジフェスティバル2025】の記者発表が行われました。
記者発表では、東温市移住定住促進協議会事務局長より以下のようなお話がありました。
今年度のフェスティバルは、8月から来年3月にかけて開催され、テーマは『共鳴』。
この言葉には、「人と人」「アートとまち」が響き合う、そんな未来への願いが込められています。
2018年にスタートしたこのフェスティバルは、今年で8回目。
東温市の豊かな自然や暮らしを舞台に、舞台芸術を通じて地域の魅力を発信する取り組みとして、地元やアートに携わる方々と一緒に育ててきた文化イベントです。
今年度は、地域おこし協力隊や市内で活躍するアーティスト・企画者による公演や体験プログラムを、月1ペースで8本実施予定。
また、市民が主体となって企画・実施する「市民提案事業」も行われ、東温のまち全体がアートに包まれるような半年間となります。
フェスティバルは観るだけでなく「参加できる」ことが魅力のひとつ!
作品づくりに関わったり、まちなかの公演にふらりと立ち寄ったり、アートが日常の中にある暮らしを体験できるチャンスです。
このイベントを通じて、東温の人のあたたかさや、まちの居心地の良さを少しでも感じていただけたら幸いです。
東温市で体験できる注目アートプログラム3選!
今年の【とうおんアートヴィレッジフェスティバル2025】は全9企画の多彩なプログラムで構成されています。
一人芝居や市民参加型演劇、コントや即興劇まで、バラエティ豊かな舞台芸術がそろう中から、移住コンシェルジュが「これは見逃せない!」と感じた3作品を企画者のコメント付きでご紹介します。
東温市の魅力をもっと感じられる”生の現場”を、ぜひ覗いてみてください。
ユニバーサルシアター「今日からは川のほとりに」
ー 参加者は登場人物として物語の世界に入り込み、役者と同じ目線でストーリーを追いかける新感覚の没入体験型演劇 ー
演劇を”観る”のではなく、”入り込む”。
そんな特別な体験ができるのが、東温市民劇団による【今日からは川のほとりに】です。
2023年から開催しているこの作品は、東温市アートヴィレッジフェスティバルのなかでも注目のイマーシブシアター(没入型演劇)。
観客自身が登場人物の一人として物語に参加し、俳優とともに劇場内を移動しながら物語を体験します。
普段は見られない舞台裏まで巡る構成や、物語の中で俳優と直接やりとりできる演出など、新鮮でワクワクする内容!
さらに今年度は、手話対応の「ユニバーサルプログラム」も実施予定です。
東温市民劇団 主宰 愛洲恵さん
劇場全体を舞台として使用するイマーシブシアターで、参加するお客様が俳優たちと交流しながら一緒に物語を進めていき、物語の世界に入り込んだような体験ができる公演です。
通常の座席に座って舞台を観劇するのではなく、劇場全体を探検しながら舞台裏など普段見られないところも見れるような貴重な体験ができます。
また、3回目の開催となる今年度は誰もが楽しめる劇場を目指して鑑賞プログラムの充実を図るため、ユニバーサルプログラムとして、聞こえない方や聞こえにくい方など聴覚障がいの方にも楽しんでいただけるよう、手話対応の公演も開催を予定しています。
開催日 | 10月10日(金)~12日(日)予定 |
会場 | 東温アートヴィレッジセンター シアターNEST |
TOONワークショップ・アソート・プログラム2025
ー 舞台芸術に関するワークショップ企画 ー
東温市では、地方ではなかなか体験できない”表現力と人間力”を育むワークショップが今年も開催されます。
【TOONワークショップ・アソート・プログラム】は、舞台芸術を軸にしながらも、子どもから大人まで日常のコミュニケーションや感性を育てることにもつながる参加型の学びの場です。
企画者は東温市地域おこし協力隊の大瀬戸正宗さん。
「表現の技術」だけでなく、「伝える力」「対話力」「共感力」といった、暮らしの中でも大切なスキルを育むワークショップを目指しています。
演劇やパフォーマンスに興味のある方はもちろん、仕事や地域活動、子育て、教育の場でも役立つヒントが見つかるかもしれません。
また、プロデューサーや制作者向けの実践的な講座やハラスメント防止・アクセシビリティ向上に関するセッションも予定されており、多様な立場の人が集えるのも魅力です。
東温市地域おこし協力隊 大瀬戸正宗さん
東京や都市部に比べてワークショップを受ける機会が少ない地方で、そういったハンデを補ってさまざまな価値観や舞台芸術における技術、方法論と参加者が出会うことを目的としています。
パフォーマーの技術やスキルを高めるためだけのものではなく、コミュニケーション力、共感力、伝える力、対話力なども伸ばすといった点でワークショップは近年注目を集めています。舞台芸術関係者に限定したものではなく、生活の糧を発見するための活動であることを念頭に置いて、”さまざまな価値観や表現に触れることは人生を豊かにする”ということに対して確信を持ち、これらは役に立つんだ、ということを訴えていく、そういうプログラムを組んでいきたいと考えています。
ほかにも、制作者やプロデューサー向けの講座など、作り手側を増やすものであったり、ハラスメント講座やアクセシビリティの向上にむけた講座など、東温市が舞台芸術の今の流れに対応していけるような講座も検討しています。
ワークショップの企画は全国的におそらく例の少ない企画だと思っていますので、東温市が本当の意味でも舞台芸術の聖地ということを言えるようになるためにも、アートヴィレッジセンターなどの文化施設と連携を図りながら独自の企画にしたいと思っています。
開催日 | 11月22日(土)~30日(日)予定 |
会場 | 東温アートヴィレッジセンターほか |
伊予の国シェイクスピア 第4弾『十二夜』
東温市で毎年話題の市民演劇【伊予の国シェイクスピア】が、2025年度も開催されます。
第4弾となる今年の作品は、ウィリアム・シェイクスピアの名作『十二夜』。
この舞台の特徴は、なんといっても「市民による市民のための演劇」であることです。
東温市では、こうしたアートと市民活動が密接に結びついた文化づくりが進んでおり、まちに暮らす人が自分の表現を形にするチャンスがあります。
演劇に初挑戦する人も、演劇を楽しみたい人も、地域に”参加できる文化”があることは、移住先としての魅力のひとつ。
アートと寄り添う東温市。
「自分らしく生きたい」「表現しながら暮らしたい」そんな思いを叶えられるかもしれません。
伊予の国シェイクスピア 代表 斉藤かおるさん
今回は『十二夜』という作品を皆さんにご覧いただこうと思っています。
令和3年度から公演を続けている「伊予の国シェイクスピア」は、”市民中心型”と位置づけており、市民の方たちが中心となって作るシェイクスピア劇を目指しています。
シェイクスピアは現在も日本中、世界中で公演が行われているくらい魅力があるものと思っています。
ではなぜそんなに魅力があるのかというと、人間本来の感情として持っている恋心や友情、信頼、正義といったポジティブな感情と、反対の劣等感や嫉妬、誤解や裏切りというネガティブな感情がしっかり表現されているからだと思います。
参加される市民の皆さんはお芝居の経験がなくても、このような感情自体は人間なので必ず持っているはずなので、それを大きく表現できれば市民の皆さんだからこその独自の表現ができるのではないかと考え、この企画を立ち上げています。
このエネルギーがしっかりあればキャリアや演劇経験を問わず、皆さんにお見せできる公演ができるのではないかと考えています。
開催日 | 2026年2月21日(土)~23日(月・祝) |
会場 | 東温アートヴィレッジセンター アトリエNEST |
東温アートヴィレッジフェスティバル2025の第一弾は8月22日からスタート!
今回ご紹介した以外にも、アートと出会える多彩なプログラムが続々登場予定!
第一弾の公演は、8月22日(金)から3日間にわたり上演される、演劇カンパニー「片隅企画」による『命を弄ぶふたりたち』。
感情の機微を繊細に描いた話題作です。
そのほか各公演の詳細は決まり次第、東温アートヴィレッジセンターのホームページにて情報公開されますので、是非チェックしてみてくださいね。
アートが日常にある暮らしを、東温市で
東温アートヴィレッジフェスティバルでは、観るだけでなく「市民として参加するアート」や「地域とのつながりを感じられるプログラム」が多数展開されます。
こうした文化活動が地域に自然と根づいていることは、移住先としての魅力のひとつでもあります。
「アートを通じて人とつながる」「表現しながら暮らす」など、そんなライフスタイルを実現したい方に東温市はぴったりのまちです。
このまちでの暮らしに少しでも興味をお持ちいただけたら、以下のリンクからより詳しくご覧ください。
👉 [移住者インタビュー|東温市の暮らし体験談]
👉 [アートな暮らし|アートヴィレッジとうおん]
※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。