移住、定住を考えている人や、東温市で暮らす人のための、愛媛県東温市の魅力が詰まったポータルサイト

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暮らし体験談

20〜40代単身移住者の体験談

『一度離れて感じた故郷の魅力を発信したい』若いチカラで山間部を元気に!

埼玉県出身で、学生時代は愛媛県松山市で過ごされたという古谷さん。幼稚園教諭としての勤務を経て、夢だった絵本屋を目指して愛知県へ。

移住した先で、愛媛県がとても恵まれた環境だったことに気づかされ、20代で愛媛県東温市の地域おこし協力隊に応募することを決意。平成28年7月、(愛媛県に)Uターン移住し、地域との連携を図りながら日々活動に励んでいる。

 

インタビュー〜移住してからの生活〜

初めて赴任された時の東温市(東温市民)の印象はいかがでしたか? 

「まじめな市」だと思いました。
愛媛県が保守的という印象はあったのですが、東温市は特に争いを好まない方が多いですよね。
そこが自分には合っていると感じた部分があります。

 

いろいろな土地を見た結果として東温市を選んだ理由(決め手)はありますか?

東温市の協力隊募集が意外だったんです。
松山に住んでいた時は、東温市に過疎化のイメージがなかったので、募集されていることに驚きました。
幼い頃に両親と何度も訪れた旧重信地区が大好きだったことと、説明会で初めて知った川内地区の山間部に興味をもち、移住を決めました。


とにかく愛媛に帰りたいという強い思いが決め手となった古谷さん。

 

実際に移住してみてよかったことなどを教えてください。

まず、“山がある生活”に満足しています。
愛知に住んでいる頃は、遠くにある岐阜の山しか見えなくて(笑)
山がない生活は寂しいなぁと感じていたんです。今は近くに山があり、畑があり、動物がいます。

井内区には猿や猪、ハクビシンなどもいて、実際に自分の育てている作物を盗られて腹が立ったこともありました。
遠くから猿の群れを見つけて大家さんと視察しつつ、落穂拾いなどで済めばいいですが、そうはいきませんからね。
そんな時は、猟師さんに連絡をして駆除のための情報を伝えています。
動物は愛でる対象でもあり、ライバルでもあります。被害が大きい時には死活問題ですが、とにかく山に共存しているという感覚が新鮮です。

あと、いい具合に人が少ないところが好きです。

 

反対に大変だったことや困ったことはありますか?

たくさんあります…笑
まず、地域の方の言葉(方言)を理解することに苦労しました。
例えば、「えらいなー!!(しんどいなー)」の意味を「偉いなー」と勘違いしたりとか。
※愛媛の方言では「えらい」を「しんどい」という意味で使われることがあります。
あと、山での生活に関する会話が多くて、知らない農作物の名称や専門用語が飛び交う会話についていけず、とても困りました。
初めのうちは5割くらいしか聞き取れませんでしたね。実際に自分で畑をもって農作物を育てることで、徐々に地域の方との会話に入り込めた気がします。移住して1年以上経った今、やっと8割くらい聞き取れるようになりました(笑)

あともうひとつ。車の運転は非常に苦労しました。井内の冬は寒さが厳しく、地面が凍ってしまうんです。
道路が凍結した冬場の運転は、いまだに怖いですし、細い山道の運転に慣れるまでは大変でしたね。
下界(東温市街地)と山間部の寒暖差には日々驚いています。


取材を行った移住体験施設「人空田(じんくうでん)」は、築150年の古民家を改修した施設。

 

古谷さん、畑をされているんですね!

そうなんです。『自分の畑』って考えると、いい加減になってしまうので、『みんなの畑』として、協力隊の仲間や地域の人たちと一緒に畑を管理しています。


井内の美しい山々に囲まれた古谷さんの畑。ここで採れた新鮮な夏野菜は最高においしいです!!


市の移住コンシェルジュと共に、自身の畑で就農体験プログラムの施策を練る様子。

 

移住前、どのような準備をしましたか?

前職(愛知県)の絵本屋さんが、東海地方の様々なマルシェに出向いて、絵本の移動販売を行っていたんです。
その中でも、寂れてしまった商店街を盛り上げようと若い人たちが発案し、昔から商店で商売をしていた人たちに理解を得るまでに苦労をした話など、主催者の苦労や工夫、想い入れなどを聞いてきました。

自分たちの町を盛り上げたい、楽しいことがしたいという自発的な地域おこしを目の当たりにして、私も愛媛でこんな活動がしたい!!と思い、東温市での活動イメージを温めつつ様々なところを見て回りました。

 

移住前に思い描いていた生活とのギャップはありましたか?

ギャップはありませんでしたね。ただ、野生動物との付き合いは思っていたより多くあります。
猿や猪を近くで見かけたり、追いかけたり‥‥(笑)
地域住民の方に山や畑に関する話しを聞いて、知識が深まったりと、新しい発見があっておもしろいです。


常に地域の皆さんへの感謝を忘れず暮らしている古谷さん。

 

1OFFの日はどんな過ごし方をされていますか?

1日OFFとなると実家に帰るか、県外の親戚に会いに行く時でしょうか。
1日~2日家にこもっていたら、大家さんや近所の方が「居る~??大丈夫?」と、心配して家まで訪ねてきますね(笑)
いつも気にかけていただいて、ありがたい環境です。

次回は、「協力隊の活動」についてお聞きします。どうぞお楽しみに!

 

移住者インタビュー一覧を見る>>

PROFILE

古谷 沙耶香さん

ご出身:埼玉県
前 職:幼稚園教諭
お仕事:東温市地域おこし協力隊(井内地区担当)

※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。

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