横河原の小さなピアノ教室&絵本ライブラリー「ミュージックサロン アラベスク・ピアノ教室」【移住者インタビュー】
こんにちは。
東温市地域おこし協力隊OBのフジオカです。
今回は、東温市への移住者さん&教室の紹介です。
ぼくと同時期の約5年前、2017年に東温市に移住して、横河原地区でピアノ教室を運営されている辻本美智子さんにお話を伺いました。
ご主人の転勤をきっかけに東温市に移住して来られたという辻本さん。3人のお子さまは成人し、現在はご夫婦お二人で暮らされています。
横河原は、どこか懐かしさを感じる場所
-東温市に移住して暮らしてみた印象を教えてください。
田舎だと思っていたので、初めはどこまで地域の方が受け入れてくださるか心配でした。子どもが3人いるのですが、学校に通っているような子どもはいなかったので。今は夫婦2人で暮らしていて、家庭にいる時間が長いので、地域との関わりは不安がありました。けど、この地域には外から来た方と昔からおられる方がいらっしゃって、関わりたい形を受け入れてくださる柔軟性のある地域だなと感じました。
主人の転勤がきっかけで新居浜市から移住したのですが、松山市と迷っていました。正直に言うと、東温市に住みたい!と思って来た訳ではなく偶然に来た場所ですが、松山にも程よい距離ですぐに行ける訳ではないので、大きな買い物などは本当に必要な時に行って、無駄なく生活できるようになりました。
あとは、やっぱり自然の豊かさは身近に感じます。遠くに見える石鎚山に雪が積もっていたら、その日はすごく寒いというのを感じられたり、少し暖かくなってきたなと思ったら、河川敷の花が一気に咲くようになったり。そういった季節の空気感を直に感じられる場所です。その自然も厳しすぎず、街のありがたみも自然の豊かさも同じ場所で感じられるのは良いところだと思います。
-お気に入りの場所があれば教えてください。
たくさんあるんですけど、私は鉄道が好きなので駅舎が好きなんです。だから、横河原駅が近くにあることは嬉しいです。そういう場所に人がいて、そこにいる人たちが和やかな雰囲気でいるような場所が好きです。
だから、横河原ぷらっとHOMEみたいなところも素敵だと思います。商店街の通りの雰囲気も気に入っていて、地元ではないけれど、自分が子どもの頃に見たような光景がまだ残っているんです。そこで何かする訳ではなくても、すごく懐かしさを感じる場所ですね。
駅といえば、小学生の頃、社会科の授業で松山の市電を調べたことを思い出します。伊予鉄道が、海の方の伊予市や三津浜に伸びているのはイメージできたのですが、重信の方に伸びている終着駅は(地図上では)山の中に入っているように見えたんです。一体、あの山の中の駅はどんな駅なんだろう?と、当時は山の中にぽつんとある駅をイメージしていました(笑)大学を卒業したときに、ふと思い出して行ってみると、全然山の中ではなくて、実際は、自分が住んでいたところのほうが田舎でした。
それから20年以上が経って、まさか自分がそこに住むことになるとは思わなかったですね。けど、この土地に何かご縁があったのかなと今は思います。いろんなところに住んでみて、一番便利なところとは言えないけど、今考えると、一番居心地のいいと思える場所です。
小さなピアノ教室「ミュージックサロン・アラベスク ピアノ教室」
東温市へ移住する前から20年以上、ピアノ教室の先生としてレッスンをされてきた辻元さん。
お子さま向けのピアノ教室では、発表の機会や他の楽器とアンサンブルをする機会を年1回はつくるなど、できるだけ多様な経験をさせてあげることを大切にされています。ピアノは一人で完結する楽器ですが、人と一緒に音楽を作っていくという体験も大事だといいます。
教室に来られたお子さま向けの絵本図書館スペース「東温さくら文庫」も設けておられます。ご自身が小さい頃から集めていた絵本を、レッスンの待ち時間などに見ていただけたらと思ったのがはじまり。小さな本棚をきっかけに、つながりが生まれる「まちライブラリー」の考え方に共感されて続けているそうです。
大正末期、100年以上前に製造されたという貴重なリードオルガンも見せていただきました。
ぜひ、ぷらっとHOMEで聴けることを楽しみにしています◎
住所:東温市横河原
メール:picolate3255@gmail.com
HP:https://ameblo.jp/picolate3255
Instagram:@musicsalon_arabesque
※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。