【地域情報】坊っちゃん劇場で8KとHMDを使ったVR映像を体験してきた
こんにちは。
愛媛県東温市 移住・交流担当です。
突然ですが皆さん「VR」体験したことありますか?僕はないです。
今回は、そんな体験記事です。
西日本で唯一の常設型劇場である「坊っちゃん劇場」。
地方で、同じ舞台を1年間ロングランで上演し、10年を超える運営をされています。
その界隈では「奇跡の劇場」と比喩されることも。
▼坊っちゃん劇場▼
http://www.botchan.co.jp
今回、劇場を運営する株式会社ジョイ・アートで8KとHMDを使ったVR映像体験会が開催されたので、行って体験してきました。
これは、新しい舞台鑑賞の可能性を探ろうと同社が企画したもので、
8Kで定点撮影した映像をNHKエンタープライズ(東京都)が加工し、
ヘッドマウントディスプレー(HMD)を装着することで劇場で観劇しているかのように感じられる試作機の体験会です。
実際の舞台に出演されている役者さんも体験されていました。
※撮影許可頂いています。
「・・すごい臨場感っ・!!」
メディアも注目しています!!
こちらのPCで映像を流して、右側のセンサーでHMDの傾き、方向などを感知しているようですね。
・・あっ、僕の順番がきましたっ・!
HMDを付けて、右手のコントローラーで操作します。
ズームイン、ズームアウトはコントローラーで。上下左右はもちろん、自分の首。
DVDでは、必ずカット割が入ってしまい、舞台なのに「見さされている」ようになってしまいますが、
これだと自分のみたい場所を追い続けられるので、自分がみたい場面が見られます。
今までの定点だと、臨場感がないです。
今回の視聴環境は、劇場の公演などを定点観測した8Kスーパーハイビジョン映像を、
ヘッドマウントディスプレイを通して見るVRシステムです。
舞台芸術の可能性を広げるには、十分な挑戦ではないでしょうか。
例えば、
「過去の作品をもう一度見たい・・!」
「あの場面、主役の人を見てたけど、他の人はどんな表情だったのかしら・・?」といった事を叶えられる技術です。
試しに横で見ても、ちゃんと見えました。
ちなみに、横や後ろはCGで観客席が作られていて、一人で、劇場を貸し切っている感覚を味わえます。
・・さて、体験してみて感じたんですが・・。
いつでも舞台を見に行ける環境で暮らしていることの凄さを考え直させられました。
しかも東京ではなく地方で。
生の舞台を見るに勝るものはありませんし、(※VRの技術を否定する意見ではありません)
そのあと市内のスポットに足を伸ばしてみる、という楽しさが味わえるのは、実際に東温市に来てみるのが一番かなと感じました。
・・何か売り込みのようになってしまいましたが、VR初体験の感想でした。
この取り組みは、劇場を核に東温市が「舞台芸術の聖地」になることを目指す
「アート・ヴィレッジとうおん構想」の一環で、坊っちゃん劇場さんが行われたものです。
アート・ヴィレッジとうおん構想については市HPに詳しく掲載されています。
よく見たら、後ろで遊ばれてる・・笑
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※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。