株式会社キシモトは東温市則之内にある会社で、主に干物を製造しています。

山のふもとの干物屋さん

松山方面から国道11号線を西条方面に進んでいくと、右手に見えてきます。

キシモトが山のふもとにあるのには、理由があるそうです。それはおいしい干物をつくるために最も重要な「水」。
石鎚山系西部に位置する「皿ヶ嶺」山麓から湧き出る水は、キシモトの美味しい干物づくりに欠かせないものになっています。

会社に入るとすぐ、ガラス張りで製造工場の様子が見えました。みなさんテキパキと慣れた手つきで作業をこなしていました。

実はすごい！キシモトの干物

一口に干物といっても、キシモトの干物はただの干物じゃないようです。何度も試作を重ねて、オリジナルの商品を生み出しています。宇宙にまで進出したものもあるとか。

様々な部門で受賞しているようで、会社にはたくさんの賞状や盾がありました。すごい…！

○骨まで味わえる「まるとっと」

“子どもからお年寄りまで「安心して食べられる」おいしい干物を”をコンセプトにつくられているキシモトの干物。魚を骨までまるごと味わえる「まるとっと」は、まさにそのコンセプトにぴったり当てはまっています。

干物は好きだけど骨がめんどうだし、そういえばしばらく食べてないな…という方は、「まるとっと」を食べてみるといいかもしれません。

（私もその1人です。久しぶりに干物、食べてみようかな…。）

○干物では日本初！宇宙日本食認証の「スペースまるとっと」

２０２０年３月、「まるとっと」を宇宙食向けに開発した「スペースまるとっと」がJAXAの「宇宙日本食」に認証されました。

キシモト社員さんに聞いてみた！

東温市の山のふもとにあり、日本全国、果ては宇宙まで干物を届ける干物屋さん「キシモト」で日々干物をつくっている社員さんに働き方や東温市についてのあれこれをインタビューしました！

【今回インタビューさせていただいたお二人】

どんな風に通勤していますか？

２人：車で通勤しています。

中村さん：通勤時間は大体５〜１０分ほどです。実家は伊予市ですが、キシモトに就職して東温市に引っ越しました。

越野さん：松山市の自宅からは５０分ほどかかります。自然豊かな山道に入るにつれて紅葉がきれいで、この時期は風景を楽しみながら通勤しています。

キシモトで働いて良かったと思うことを教えてください。

２人：わからないことがあったときなど、先輩たちがわかりやすく教えてくれてありがたいです。相談もしやすく、安心して働くことができています。休憩時間には、同僚たちと楽しく会話をして過ごします。人間関係が良いところが、キシモトで働いて良かったと思うところです。

キシモトのおすすめ商品はありますか？

２人：ごはんに混ぜるだけで食べられる「ぶりめし」や「たいめし」の混ぜご飯の素はおすすめです。混ぜるだけで簡単だし、骨まで食べられて安心です。

「ぶりめし」「たいめし」と「まるとっと」、東温市の棚田で作られた「穂田琉（ほたる）米」をセットにした「えひめのまるまるセット」というのもあるそうです！

東温市の印象を教えてください。

中村さん：伊予市の実家に住んでいたころは、病院などの用事以外で東温市を訪れたことはあまりなかったのですが、住んでみると、利便性が良くてとても住みやすいまちだと感じました。電車やバスなどの交通の便が良くて、出かけやすいです。また、スーパーなどの店も多く、生活がしやすいです。

越野さん：東温市は自然が豊かで落ち着きます。桜や紅葉など、風景がとてもきれいです。

まとめ

東温市で子どもからお年寄りまで安心して食べられるおいしい干物を作り続ける干物屋さん、株式会社キシモトのお二人にお話を伺いました。インタビューにご協力いただいた中村さん、越野さん、ありがとうございました！

最後に、今回伺ったことを簡単にまとめてみようと思います。

 

東温市で働く人インタビュー第２弾。東温市にこんなにすごい干物屋さんがあったなんて、知りませんでした。

「まるとっと」や「ぶりめし」「たいめし」など、とっても美味しそうで、お話を聞きながらお腹がすいてきました。キシモトの商品は、東温市さくらの湯観光物産センターや産直市、市内のスーパーにもあるようです。

さくらの湯観光物産センターで見つけました！

ホームページでは、ほかの商品や会社についてさらに詳しく掲載されています。
オンライン販売もおこなっているようなので、気になった方はぜひチェックしてみてください♪