5回目となる本のイベント「滑川 BOOK CAMP」が開催されました【東温市】
こんにちは。東温市地域おこし協力隊OBのフジオカです。
今回は11月17日(日)に開催された「滑川 BOOK CAMP」について書かせていただきます。
「滑川 BOOK CAMP」は、東温市滑川地区の山々に囲まれたキャンプ場「なめがわ清流の森」を会場に、本とおいしいものが集まるマルシェイベント。ぼくが地域おこし協力隊任期中の2018年に初めて開催され、初回から企画運営させていただいています。コロナ禍で開催できない年もありましたが、毎年11月中旬~下旬に開催しており、今回で5回目となりました。
なぜ東温市で本のイベントを企画したか?
毎年、お隣の松山市で「松山ブックマルシェ」という県内外からたくさんの古本屋・新刊書店が出店するイベントが開催されています。こうしたイベントを東温市でも実施したいと思ったことがきっかけです。移住した当初、東温市には本屋や古本屋が少ないな~と感じていたため、本の文化を広める一助になればという思いもありました。企画運営は、松山ブックマルシェの実行委員会の方にご協力いただき、初開催のときは地域おこし協力隊の方々や地元の方にもたくさん助けていただきました。
東温市で開催するのであれば、松山市や他の場所で開催されている本のイベントとは異なるコンセプトで自然の中でできたらいいなと思い、この場所での開催となりました。車がないと来場がむずかしく、アクセスはあまりいいとは言えませんが、山々に囲まれて、渓谷からの清流も流れているとても気持ちのいい場所です。ただ本屋さんや飲食店が集まるマルシェというだけではなく、「自然の中でゆっくりと本を楽しむ」というコンセプトなので、その場でゆっくり本を読むという楽しみ方をされる方も多いです。
イベントがきっかけで東温市を知ってもらい、足を運んでもらえるようにブログやSNSでの発信もしています。
県内外からたくさんの本屋や飲食店
今回は10店舗の本屋さんと9店舗の飲食店さん、さらに7店舗の古道具屋さんや雑貨屋さんなどが出店されました。なめがわ清流の森の研修棟内には本屋さん、研修棟の軒下や外のグラウンドに飲食店さんや古道具屋さんがブースを構えました。
本屋さんは実店舗を持たれている方から車でイベント出店のみされている方、フリーペーパーや紙ものを扱っておられる方などさまざま。その店ごとの異なる選書を楽しめるのが本のマルシェイベントのいいところです。
会場内に設置したテントやこたつで談笑する様子や、川辺で読書をしている様子にほっこり。テントや折り畳みチェアを持ち込んで、1日ゆっくりと過ごす方もおられました。
松野町からお越しいただいた「こむぎ屋」さんのマルゲリータはとても美味しかったです。
他にもお団子や焼き菓子など、気になるおいしい食べものがたくさんありました。
子ども向けのおはなし会や工作も
小さなお子さま連れの方もたくさん来場。毎回恒例となっている、ねこじゃらシアターさんによるおはなし会もありました。
おはなし会の後の工作も大人気でした。
今年は前夜祭「シタールと読書の夕べ」も
今年は新たに前夜祭も開催されました。「シタールと読書の夕べ」と称して、焚き火を囲んでシタールを聴きながらゆっくり過ごす時間。演奏は、元地域おこし協力隊でもあるムーテンジンさんが来てくださり、夜の雰囲気にぴったりのゆったりとしたシタールの音色を奏でてくれました。
どの季節も滑川はおすすめ!
このイベントをきっかけに東温市滑川を初めて訪れた方も多くいらっしゃいましたが、イベント時以外も魅力のたくさんある地区です。特に、滑川渓谷には一度は足を運んでいただきたいです。ぼくも「東温市のおすすめスポットは?」と聞かれると、やっぱり一番は「滑川渓谷」をおすすめします。なめがわ清流の森から、さらに10分ほど上流へ向かうと到着します。春の新緑がきれいで、夏は涼しく、秋は紅葉、冬の凍った滝も神秘的です。いつ行っても季節ごとの魅力が感じられるスポットなので、休日にぜひ足を運んでみてください。
▼滑川 BOOK CAMPの様子は、東温市公式インスタグラムもチェックしてみてください◎
※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。