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暮らし体験談

ファミリー移住者の体験談

【県内移住者インタビュー】ほどよく田舎で、ほどよく人がいなくて、でも不便じゃない


2020年5月、お隣の松山市から東温市に移住した山田傑さん・陽菜さんご夫妻。新居を構えて生活をはじめたのは、石鎚山系皿ヶ嶺連峰の北麓に位置する東温市下林地区でした。現在は、移住後に産まれた2歳の心都(ミト)ちゃんと3人で暮らしています。

この土地での暮らしに慣れてきた3年目、移住のきっかけや東温での暮らしについて陽菜さんにお聞きしました。

東温移住のきっかけは、希望の土地探し

ご結婚されたのも移住するほんの少し前だったという山田さんご夫妻。東温市に移住する前は、松山市のマンションにお住まいでした。

-なぜ移住先に東温市を選んだのですか?

これから家庭をどういう風に築いていこうかと話し合ったときに、家を建てて、お互いに満足のいく形で暮らしていきたいねという話になりました。じゃあ、どこに住む?って考えたときに、「海か山の近くがよくて、都心部はいや」というのはお互いに一致していました。

 二人とも自然の近くで育ったので、自然がそばにある環境を望んでいたんです。愛媛なら海は行ける距離にあるので、「山の方でお隣の家とも近くない、そこそこ土地の広さもあるところ」という条件で探しはじめました。そうして、条件に合う土地を探しているときに出会ったのが今の場所でした。

はじめから東温市に決めていたわけではなくて、伊予市や砥部町、久谷(松山市)など、周辺地域に実際に足を運んで、自分たちの理想に合う土地を探していました。友人からの「東温市は住みやすくていいよ」という言葉にも後押しされましたね。場所を決めた後も、朝と夜の景色の見え方や日当たりなど、いろんな時間帯に行って何度もチェックしていました。

 ほどよく田舎で、ちょうどいい距離感

 -実際に東温市(下林地区)に住んでみてどうですか?

思っていたよりも地域の方に受け入れていただいて、子どもにも声をかけてくれて、すごくあたたかく感じています。人と人との距離が近くて、でも適度に距離もあって、かといって無関心なわけでもなく、ちょうどいい感じです。近くに農家さんが多いので、お野菜をいただくこともありますね。

松山で住んでいたマンションは、お隣が近くて、夜でも明るくて騒音もありました。もちろん市街地に出るにも仕事に行くにも便利で、生活には困らなかったけど、寝るために帰る場所という感じでした。そういう意味では、地域とのかかわりもあって、ほどよく田舎で、ほどよく人がいなくて、でも不便ではない感じはよかったと思います。

 この地域では皿ヶ嶺からの吹きおろしの風があるので、最初はびっくりしましたけど、慣れたら心地よい風に感じるようになりました。

-住んでみて困ったことはありますか?

やっぱり田舎で、街灯が少ないので、夜道が危ないなと思うところはありますね。あと、野犬が・・・重信川の河原にいる野犬を見かけたことがあります。噂は聞いていたのですが、小さい子どもがいるのでちょっと恐いなとは思っています。

あとは、ゴミの分別ですね。分別の厳しさもそうなんですが、プラゴミが2週間に1回だけの回収なので、頻度を増やしてほしいです。どれも慣れてしまえばこんなものか、と思っているんですけどね(笑)

 どこからでも、星がきれい

-東温市のおすすめポイントを教えてください。

上林の風穴にはよく行きます。最近も行ったんですけど、夏場でもあそこに行けば涼しいので、すごくおすすめです。ただ、知られすぎてそこに人が湧いてしまうのはいやだなとは思います、穴場なので(笑)

(※東温市公式HP「風穴-上林森林公園」より引用)

どこからでも星がきれいに見えるところもおすすめです。東温市に住む前にもドライブをしていたんですけど、上林のほうに上がっていく何でもない道でも、見上げると星空がきれいで感動しました。初夏のこがね色の麦畑など、何気ない道を通るときの景色も好きです。

 あと、個人的には上林地区の「そうこ市」がおすすめです。第2第4土曜日に開催されていて、地元の方たちによる手作りのお弁当やお惣菜、お野菜などが販売されています。地域の方たちが、その日1日だけでも楽できるようにという想いもあるそうで、素敵だなと思いました。


(※東温市公式note記事「【星の郷】地域コミュニティが希薄な時代に必要なもの」より引用)

そこで売られている炊き込みご飯とかおはぎが好きなんです。柏餅やおはぎに使われている餡子を上手に作る方がいて、とても美味しいんです。

私たちもできるだけ地域でお金を使っていきたい気持ちがあるので、こういった活動は応援したいなと思っています。

(※上林地区の「そうこ市」についてはコチラの記事をお読みください)

 東温での暮らしとお仕事

現在、お二人とも個人事業主としてお仕事をされている傑さんと陽菜さん。ご自宅は事務所を兼ねており、小さく家庭菜園もしながら、仕事とのバランスをとって、日々の暮らしを楽しんでおられます。

 傑さんは製造業をされながら、「vangroove」というハンドメイドの革製品の販売もされています。趣味であるカメラや車、バイクがきっかけでお仕事につながることもあるのだそう。

陽菜さんは、「はちさんOrganic」という屋号で、はちみつの卸販売をされています。イベント出店やネットでの販売が中心で、東温市内でもマルシェに参加されています。

非加熱・無農薬・非抗生剤・ノンシロップにこだわった天然はちみつを扱っておられ、インスタグラムではイベント出店情報やレシピ、暮らしの工夫なども発信されています。

●「vangroove」のInstagramはこちら
●「はちさんOrganic」のInstagramはこちら

一度、その土地を体験してみること

-最後に、移住を検討される方にアドバイスがあれば教えてください。

 まず、その土地に触れてみることだと思います。「住む」というのはハードルが高いことかもしれないけど、それを選ぶきっかけになります。一度訪れて、実際に見て体験して、東温市のことを知ってほしいですね。はじめは軽い気持ちでいいと思います。

 松山に通っていると、東温市は「遠い」とか「何もない」と言われることもあるんですけど、車があれば買い物なども不便に感じることはないし、いいところがたくさんありますよ。感じ方は人それぞれなので、実際に訪れてみることが大切だと思います。 

PROFILE

山田さんご一家

2020年5月にお隣の松山市から移住。
傑さん、陽菜さん、心都ちゃんの3人で東温市下林地区で暮らす。

※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。

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