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暮らし体験談

20〜40代単身既にお住まいの方移住者の体験談

僕が、新卒でアートの地域おこし協力隊になった理由

こんにちは!
東温市(とうおんし)移住コンシェルジュです。

愛媛県東温市へ実際に移住された方に、その思いや移住までの道のりなどをお聞きする「移住者インタビュー」。

今回は、東温市地域おこし協力隊として活動されている田中直樹さんに移住後の生活や、協力隊活動について聞いてきましたー!

 

どうして東温市に?

大学時代は、滋賀と京都を中心に学生劇団や社会人劇団と関わりながら演劇活動をしていました。

大学の専攻が社会学で、メインはまちづくり
就活を始める時期に「地域」と「演劇」の両方に関わる仕事に就きたいと考えていました。

そんな時、劇団の関係で松山を訪れ、東温市地域おこし協力隊の募集を知ったんです。

でも任期は最長でも3年。その先の将来保証はない。正直選択に迷うところではありましたね。
でも大学卒業後の3年離職率などを見てみると、「長い人生の中で、自分のやりたいことに踏み込んでみてもいいのかな」と思いました。

アートヴィレッジとうおん構想が自分のやりたかったことに近かったのも決め手だったかもしれません。

こうして僕は新卒でアート担当の地域おこし協力隊になることを決めました

「地域おこし協力隊」の存在は知っていましたが、自分がなるなんて人生は何が起こるか分からないですね(笑)

住めば都のとうおん暮らし

大家さんが春キャベツとか玉ねぎとかを出荷されてるんですけど、その余ったものをいただくことが多くて。。人の温かさを日々感じています。

あとは「晩ごはん作りすぎたから」と鯛めしをいただいたり。本当にお優しい方々です。

近所に住んでいる地域おこし協力隊の岩橋くんから猪肉をもらったりもあります!
猪肉は、ステーキみたいに焼いて塩・コショウだけのシンプルな味付けで食べるのが最高です。

もともと関西の平地の住宅街で育ったので、山間部での生活というものは初めてで初めは戸惑いましたが、“住めば都”という言葉は本当ですね。


田中さんが住んでいるの井内地区の風景

目の前に広がる棚田や青々とした山、澄んだ青空。去年までは京都や大阪に遊びに行く生活をしていたので、東温での生活は一言で言うなら「別世界」。

街中は買い物に困らない程度にお店や飲食店があり、休みの日にカフェにふらっと気軽に行けたりと、コンパクトで良い街です。

 

移住して大変だったことや困ったことはありますか?

移住して大変だったことは、山暮らしには「車は必須!」ということです。
自転車や歩きで街中に出るのは大変なので、どうしても車の生活になりますね。


田中さんの愛車。内子でパンクした時は大変だったそう。

 

東温市のおすすめスポット


海まで一望できる人気スポットからの夕景

う~ん、たくさんあるので迷いますね。。

塩ヶ森の山の頂上ですかね。そこから松山と瀬戸内海が見えたりするので、そこで黄昏たりとかはたまにします。(笑)

東温市は高低差が結構あるので、高い所から遠くの街や海が一望できるところが好きです。

市外に行くのも好きです。最近は、内子町とか伊方町に行きました。
こないだの休みの日には、佐田岬に行って、カップルが座っているのをぼんやりと眺めていました。(笑)

 

新卒でアート担当の地域おこし協力隊

 

地域おこし協力隊として、メインの活動は?


シアターNESTで作業中の田中さん

主な活動は、東温アートヴィレッジセンター(以下センター)の管理運営支援です。

毎年開催されているとうおんアートヴィレッジフェスティバルの企画運営や、センターの広報活動、市民の皆さんの文化芸術活動のサポートなどにも取り組んでいます。

 

役者としての活動は?


自主制作のミュージカル作品を1年間上演する日本で唯一の劇場「坊っちゃん劇場」

出る機会をいただけるのであれば、やりたいなと思います。
他の業務とのバランス、今動画制作のウエイトもありますがなんとか調整したいです。

東温市には坊っちゃん劇場があるので、坊っちゃん劇場の役者さんとも関わらせていただいています。

 

まちなかと中山間地域が共生しているここでしかできない表現活動

(2021.4.24追記)

街中と農村地域がなだらかに共生している東温市。

その土地に長年暮らしている方では気づいていない魅力やそこにしかない価値が必ずあると思っていて、そういったものを外の目線からアーティストさんに掘り起こしてもらい、作品にしていくプロジェクトに取り組んでいます。

演劇を主軸にしたパフォーマンス作品を展開している京都の劇団「ソノノチ」さん。
ソノノチさんにかつて人が暮らしていた空き民家などから醸し出す風土や情景を感じてもらって、人の営みに影響を受けて創り出される作品を制作してほしいと思い、東温市に来てもらいました。


東温市の中山間地域を実際に訪れ住民と交流するソノノチの皆さん

ただ外で作られた作品を持ってくるのでは得られなかった価値を見つけていきたい。

気が遠くなるような長い時間をかけて、その土地で生活してきた人々が作り上げてきたものを感じとり、作品になるということに意味を感じています。

今はまだリサーチ段階。脚本なのか、プロットなのか、何が生まれるのかまだ誰も知らない作品です。
9月に公演を目指していて、その土地で生でパフォーマンス予定です。開放的な舞台でどんな作品が生まれるのか自分でもワクワクしています。

地域の人たちとの関わりも記録として残していきたいですね。

滋賀から新卒で東温市に移住してきた田中さん。東温市での暮らしや現在取り組んでいる活動についてアツく語ってくれましたー!
今後も田中さんの活動についてはブログでUPしていきますよー!

\田中さんの出演作品/

「タナカイワハシ路線バスの旅」

「移住サポートのPR動画」
近日公開予定!

PROFILE

田中直樹

出身:滋賀県

年齢:23歳

仕事:東温市地域おこし協力隊(アートヴィレッジ構想推進担当)

2016年に滋賀の大学に入学後、滋賀と京都を中心に学生劇団や社会人劇団と関わりながら演劇活動を開始。
2020年4月から東温市地域おこし協力隊として愛媛県東温市に移住。着ているパーカーは高校時代からの愛用品。

※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。

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