こんにちは!
東温市(とうおんし)移住コンシェルジュです。
趣味のマウンテンバイクが縁を結び、2023年4月から東温市地域おこし協力隊として活動されている小﨑 陵司(こさき りょうじ)さん。
東温市に移住して1年が経った小﨑さんに、東温市での生活や協力隊の活動について伺ってきました。
東温市での生活について
・ 東温市に移住してよかったことはなんですか?
私が住んでいる東温市の河之内地区は、自然豊かで時間がゆっくり流れているように感じられます。朝の鳥の声や水の流れる音を聞きながら生活するのは心地よいですね。
自転車が好きでよく乗っているのですが、トレイル(※森林や原野、里山などに昔からある道のこと)まで近いところも気に入っています。コースまでアクセスが良く、すぐに乗れるので長時間楽しめます。場所によっては、地域のトレイルにマウンテンバイクが入ることを嫌がる方もいると聞きますが、河之内地区の方は自転車に乗っているとあたたかく声をかけてくれることも多く、優しい方が多いなと感じています。近所の方からお米やおいしい作物をわけていただくことがよくあるのですが、手間暇かけて育てられたお米や野菜がとてもおいしいです。
・移住してみて大変だったこと、困ったことはありますか?
朝晩がとても寒いことです。古民家に住んでいるので、隙間風が通り寒く、暖房を切るとすぐに冷えてしまいます。朝、トレイル整備に入ると霜柱が立っていることもあります。
ほかには、バスの便数が少ないことと、タクシーも割と早い時間に営業が終了するので、市街地などで飲み会があると帰宅するのに気を使いますね。あとは、住んでいる場所が山間のエリアなので、何をするにも基本的に車が必要になるところは大変だなと感じます。
・移住前と現在で、東温市の印象は変わりましたか?
今までは幹線道路沿いのイメージが強く、川内ICや商業施設の印象が強かったのですが、移住をしてみるととても豊かな自然や歴史にあふれた地域だということがわかりました。
・東温市のおすすめやお気に入りスポットを教えてください
雨滝(あまたき)、窪の淵(くぼのふち)、日浦地区(ひうら)がお気に入りです。これらのスポットは、道路から数分のアクセスにもかかわらず、とても雄大な景色が楽しめます。私自身、今まで何年も近くの道路を通っていたのですが、存在に気づいていませんでした。見た目が美しいだけでなく、東温市の歴史にも深く結びついていて、そのことを踏まえるとさらに楽しめる観光スポットだと思います。
【協力隊関係】
・協力隊になったきっかけを教えてください
趣味でマウンテンバイクに乗っているのですが、その繋がりのなかで東温市の河之内地区は、地域を盛り上げるコンテンツとしてマウンテンバイクのトレイルをとても大事にしているということを知り、自分の経験を地域に生かせるのではないかなと思い応募しました。
・現在の協力隊の活動について
河之内地区にあるマウンテンバイクトレイルの整備や訪れるお客さんのガイドをしています。手伝いという形ではありますが、トレイルを利用したいお客さんに合わせて、初心者の方だったら自転車の乗り方講座から、ベテランの方だったらトレイルの入り口までご案内するといったことを行っています。
昨年は県の移住・定住プログラムにも参画し、地域の方々や市や県の職員さんと協力し、移住者の獲得に向けた活動を行いました。
また、県主催の「アドベンチャーツーリズム」の研修を受けて、マウンテンバイクだけではなく自転車を活かした観光を行うため、サイクリングツアーの企画・実施を行っています。
地域の行事に参加することもあります。特に印象的だったのは、東谷小学校で行った田植えや稲刈りですね。私の小学校では、そういった体験はなかったので田植え、稲刈り、餅つき、最後はしめ縄づくりといった一連の作業に参加させていただいたのは印象に残っています。先日は、卒業式にも参加して、すごく温かい雰囲気に感動しました。
・今後協力隊としてやっていきたいこと
新しいコースを開拓して、もっと多くの人がマウンテンバイクに挑戦できるような環境づくりを行い、地域の魅力を伝えられるようなサイクリングツアーを企画したいです。
現在、河之内地区では移住希望者はいるものの、空き家がないという問題があります。4月から空き家担当の協力隊が増えるので、私自身も空き家の発掘と移住者を呼び込めるような活動をしていきたいと考えています。
協力隊活動に興味がある人や、移住に興味がある人へメッセージをお願いします
他の地域の協力隊と意見交換会をすることがあるのですが、東温市はとても市の職員さんたちのサポート体制が整っており、協力隊活動がしやすいと感じています。また、東温市には豊かな自然があるにもかかわらず、生活に必要なスーパーや公共施設へのアクセスも良いためとても住みやすい環境だと思います。