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「身宝は芋に大根に麦の飯」近藤林内

こんにちは。
東温市移住・交流担当です。

突然ですが、みなさんはお金持ちになったら何にお金を使いますか?
豪邸を建てたり、高級車に乗ったり、世界一周旅行に出かけたり…
考え出すと、夢は膨らむばかりですね!

かつて、東温市の河之内(かわのうち)地区には、お金持ちになっても決して贅沢をせず、世の中のためにお金を使った人がいました。
名前を、近藤林内(りんない)といいます。
今回は、数々の功績を残したにもかかわらず東温市でも知っている人が少ない近藤林内についてご紹介します。

近藤林内について

近藤林内は文政元年(1818年)から明治21年(1888年)まで東温市河之内で活躍した人物です。

林内は現在の河之内日浦組柳苧(やなぎそ)の近藤次右衛門(近藤分家)の第三子として生まれました。
文政11年(1828年)、10歳の時、本家に養子として迎え入れられます。
小さな頃から頭がよく、働き者で近所でも評判でした。
また、両親によく仕え、父の死後には100日間、毎日欠かさず墓参りをしました。
20歳になったころ、本家の7代目当主となり、造り酒屋の後を継ぎました。
同じ年に妙口村(現在の西条市)の庄屋の娘であるツネと結婚しました。

林内は若い当主でしたが、お客さんをとても大切にしました。
使用人に対してもいつも気配りを忘れず、一生懸命に仕事に励みました。
新酒ができると、振る舞い酒として近所の人や四国遍路に来た人たちに飲ませてあげました。
また、酒粕ができたときには村中に配りました。
商売はますます繁盛し、お店の財産は増えました。

それでも日常生活は質素倹約に努め、公共事業や貧困家庭の救済のために多額の寄付をしました。
その行いは藩主からも評価されました。
35歳の時には大庄屋となり、広い地域の庄屋のまとめ役となりました。
こうなると偉そうに振る舞う人が多くなるのですが、林内は全く変わらず優しい人でした。

親族の困窮者には田畑や金銭を与え、身寄りのない者にはお米を与えました。
また、倉には常に200俵の米を備蓄しており、その利子で貧しい農民を補助したり、農事を奨励する基金としました。
その他にも学校、道路、橋梁、堤防などの公共事業を助け、植林をすすめ、路傍に木を植えて公益を図りました。
このような行いから、伊予の善根酒屋と呼ばれ、その名前は全国に広く知られていました。

また、働くばかりではなく、「五楊」という俳号で俳句も楽しんでいました。

林内は明治21年に70歳で亡くなりました。
その訃報を聞いて、誰もが悲しんだそうです。

そのお墓は河之内日浦味間屋の高台にあり、東温市の文化財として保存されています。

お墓には生前から親交のあった三輪田米山の文字で「慈恵院清翁是正慈善菩薩」と書かれています。
※東温市の文化財についてはコチラ
屋敷は度重なる土砂崩れで跡形もなく流されてしまいました。

近藤姓について

現代では誰でも苗字を名乗ることができますが、江戸時代までは位の高い人しか名乗ることができませんでした。
しかし、明治8年に「苗字必称義務令」が出され、平民の苗字使用が義務づけられました。
このとき、河之内の多くの人が林内と同じ近藤姓を名乗るようになりました。
このことからも、いかに林内の人柄が優れており、河之内の人から尊敬されていたかが分かりますね。
今も河之内には近藤姓の方が多くいらっしゃいます。
東温市の苗字については過去の記事でも取り上げていますので、併せてご覧ください。
▽記事はコチラ▽

愛媛県東温市にはなぜ○○さんが多いのか?≪ローカルレポ≫

白猪の滝・唐岬の滝

現在、河之内地区のシンボルになっている白猪の滝・唐岬の滝を発見し、そこまでの道路を整備したのも林内です。
96mの高さから一直線に落ちる男性的な白猪の滝(雄滝)、五段に分かれて紅葉の間を優しく落ちる女性的な唐岬の滝(雌滝)は、夫婦滝とも呼ばれています。
白猪の滝は氷瀑(滝全体が凍結すること)で有名です。

近年は温暖化の影響からか、氷瀑は見られませんでしたが、今年度は確認できました。
次のチャンスに訪れることを検討されている方は、スタッドレスタイヤやアイゼンなど必要な装備を忘れないようにしましょう。
あまり知られていないですが、実は唐岬の滝の氷瀑も見ごたえがあります。
職員が実際に訪れて記事を書きましたので、ぜひご覧ください!
▽記事はコチラ▽

114mの凍った滝「氷瀑」が見られる唐岬の滝へ行ってみた【秘境すぎる秘境】

林内会

林内会とは、「偉人近藤林内翁の遺徳を偲び、その功績を次世代を担う子供たちに伝え、併せて、近藤家屋敷跡、近藤家墓地など、文化財の保護に努め、以って郷土文化や地域の発展に寄与するとともに、会員相互の親睦を図ること」を目的に活動している会です。
子規・漱石らが実際に歩いた近藤本家から白猪の滝・唐岬の滝へと行く道を探し出し、「子規・漱石の路」を作る活動もされています。

本記事は同会が発行した「近藤林内物語 身だからは イモに大根に ムギの飯」を参考にさせていただきました。
この本は惣河内神社(東温市河之内4876)や東温市立図書館で閲覧可能です。
より詳しく近藤林内について知りたい方は、ぜひご覧ください!

副題にもなっている「身だからは イモに大根(だいこ)に ムギの飯」は林内が遺した言葉です。
お金持ちになっても決して贅沢な暮らしをしなかった林内を象徴しています。

girandole-近藤林内物語

2月には、林内がいた河之内を舞台にした公演があります。

公演名

とうおんアートヴィレッジフェスティバル2020
「girandole-近藤林内物語」

日時

2021年2月13日(土)13時~完売/ 18時~
2021年2月14日(日)13時~ / 16時~

会場

東温アートヴィレッジセンター シアターNEST
( 愛媛県東温市見奈良1125番地 レスパスシティ/クールス・モール2F )
※※伊予鉄横河原線「見奈良」駅より徒歩6分
※駐車場あり(無料)

料金

一般:2,000円/23歳以下:1,500円/中学生以下:1,000円
※完全予約制(当日券の販売予定はございません。)

ご予約

東温アートヴィレッジセンターへお電話または窓口でお申込みください。
TEL:089-990-7210

問合せ

東温市民劇団
E-mail:toon.theater.company@gmail.com
Facebook:@toon.theater.company
Instagram:toon.theater.company

新型コロナウイルス感染対策について

感染防止策を徹底した上で上演いたします。
ご来場のお客様におかれましても検温やマスク着用などのご協力をお願いいたします。

詳しくはアートヴィレッジとうおん公式HPをご確認ください。

※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。

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