愛媛の冬・東温の冬って実際どうなの?3年住んだ移住者が答えてみた
どうも、大阪から愛媛県は東温市(とうおんし)に移住して3年が過ぎたイワハシです。移住するにあたって天気予報などで気温などの情報を得ることはできますが、移住前にイメージしていた気候と実際に暮らしてみてからの体感はかなり違っていたりします。
移住前は、愛媛は四国だしそこまで寒くはないだろう〜って思ってましたが、実際のところは違っていて、愛媛県内でも気温差は大違いです。何も調べずに移住して、季節が変わるごとに困っていた私が解説していきます!
■同じ市内でも気温は大きく違う
東温市は大きく分けると市街地の部分と中山間部に分けることができます。赤く囲んだ部分が市街地の方で、気温的には県庁所在地である松山市とほぼ変わらない平均気温16.5度、雪も降ることがほとんどない地域。それ以外が中山間部になります。
改めて見てみると、東温市のほとんどの部分は山間部だということがわかりますね。山間部の方が約2度くらい気温が低いです。僕はこの地図で言う井内(いうち)や則之内(すのうち)という場所に住んでいたことがあり、赤く囲まれている横河原(よこがわら)などに出向くと「あれ、あんまり寒くないな」って思うくらいに温度差があります。
山間部に住んでいると夏は涼しいので、逆に市街地に行くと暑いなぁ〜っと感じますね(笑)
■山間部は年に何度かは雪が積もる
この写真は2022年12月末に東温市の井内地区で撮影したものです。この年はちょっと異常気象なところがあって12月でも3日〜4日ほど雪が積もることがありましたね。2023年の1月ごろも何日か積もりました。
これだけ聞くとめっちゃ雪積もるじゃん!って思われそうですが、年によってまちまちで1年に1日か2日かくらい積もるっていうことが多いです。
自動車はスタッドレスタイヤに変えるの?っと心配の方もいるでしょうが、市街地に住んでいる人はスタッドレスにしていない人がほとんどです。山間部でも、標高が高くない場所であればなくても大丈夫ですが、実際に住まれることになったら近所の人に必要かどうか聞くことをおすすめします。
どうしても心配だという人は四輪駆動の車にスタッドレスタイヤをつけるのが一番の安全策です。
■急に寒くなると水道のトラブルがありがち
温暖な地域に住まれている方からすると想像しづらいかもしれませんが、急激に気温が下がると水道管が破裂することや凍りついて水が出ない!っといったトラブルも発生します。
あかんやん、住めませんやんってことはないですよ。ちゃんと対策しておけば大丈夫です。
対策は簡単。ちょっとだけ水を出すようにしておいて下さい。特に急激に気温が下がる前の晩から水を出しておくと、流れている水は凍ることがないので安心です。
近年の家だと心配ないですが、山間部の古い家を借りるとお湯を沸かすのがボイラーしかない家もあります。こちらも凍結防止のスイッチを押しておかないと凍りついてお湯が出なくなります。(僕はスイッチ押し忘れて3日くらいお湯が出なかったことがあります)
■冬ならではの東温の絶景も
白猪の滝(しらいのたき)が全面凍結する「氷瀑(ひょうばく)」という現象は愛媛県内でも有名です。これは年に1日~2日くらいしか見られないので、近くにいないとなかなか出会えない景色です。
▼詳しい行き方はこちら
■寒くて逆に良いことも
当然ですが、冬が寒いってことは夏はそんなに暑くないってことです。僕の住んでいる則之内でもエアコンをつけることはあまりなかったです。日中どうしても暑かったらつけるくらいの頻度でしかつけないので、夏の電気代は安いです。
■冬ならではの楽しみ
都会では考えられないようなことですが、薪ストーブをつけているお宅も愛媛県内にはチラホラいます。僕も薪ストーブを楽しめる民泊を経営しています。寒い冬にストーブのゆらめく炎を見ながらコーヒーを飲むひとときが至高の時間だったりしますよ~!
▼民泊についてはこちら▼
棚田の前の貸し切り宿 miuchi house
■まとめ
以上が愛媛の冬、東温の冬がどういった状況なのかでした!
寒い時は愛媛のみかんを食べながらコタツで過ごすのが一番ですね。本格的に移住を検討されている方は夏と冬に一度ずつ来てもらって体感して頂くのが一番ミスマッチはないかと思います。移住体験住宅もございますので是非、活用してみてください。
※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。