東温でつくる音楽劇「オリビアを聴きながら」を観劇してみた!
こんにちは。
東温市地域おこし協力隊OBのフジオカです。
昨年末、12月20日~22日に開催された東温でつくる音楽劇「オリビアを聴きながら」を観劇してきました。
今回の公演は、年間を通じてさまざまなイベントが開催される「とうおんアートヴィレッジフェスティバル2024」の企画のひとつで、東温市地域おこし協力隊の木村波音さんが企画されました。
東温市民の方々には今更かもしれませんが、愛媛県東温市では2016年から「アート・ヴィレッジとうおん構想」を掲げており、現在もアート担当の地域おこし協力隊が現役で活躍しています。
川内公民館が3日間劇場に
東温でつくる音楽劇「オリビアを聴きながら」の会場は、東温アートヴィレッジセンターではなく、なんと川内公民館の大ホール。
木村さんは「”舞台芸術の聖地” 東温にいるのだから、川内地区でも素敵な舞台を届けたい」という思いからこの場所で音楽劇を企画したそうです。
地域の公民館が3日間こうして劇場に様変わり。会場内には公演チラシがたくさん貼ってありました。
大ホールの天井には照明が吊るされ、ステージ中央にはグランドピアノ。客席も段差をつけた階段状に組んでありました。
これまでもいくつか公演を観させていただいていますが、いつも作品が始まる前から裏方さんたちすごいなぁと感心します。
東温でつくる音楽劇「オリビアを聴きながら」
作品は、「オリビアを聴きながら」をはじめとするシンガーソングライターの尾崎亜美さんの楽曲を使用した音楽劇。
東温市や愛媛県で活躍する俳優やスタッフさんもたくさん関わっておられました。
〈あらすじ〉
人生に少し疲れたバツイチ中年サラリーマン・勝也は、ある日ポストに入っていたチラシに誘われ、訪れたピアノ教室で出会った広美に一目惚れ。元部下のアキオ・左千夫にからかわれながら、彼女の営業成績に貢献するべくピアノを買ったり、レストランで青春時代の思い出を話したり、徐々に彼女との仲を深めていく。そんなある日、彼の人生を大きく揺るがす出来事が・・・。
若かりし頃のきらめく恋と苦い思い出、大人の挫折と問われる仕事の責任・・・尾崎亜美の往年のヒット曲と、踊りで紡ぐ、今を生きるあなたの背中を押してくれる音楽劇。
過去と現在が行き来するストーリーのお芝居。心にじんわり響く内容でありながら、歌と踊りに合わせてクスリと笑ってしまうシーンもあり、とても楽しく観劇させていただきました。
作品の所々で素晴らしい歌や演奏のシーンがあり、音楽の力ってすごいなと改めて感じました。
地域おこし協力隊OBたちも絶賛
会場にはこちらのお2人も。
地域おこし協力隊OBの田中くん(アート担当)と岩橋くん(中山間担当)です。
公演後、コーヒー片手に歓談していました。
現在は任期を終えていますが、この公演の立ち上げの背景やアートヴィレッジ構想をよく知る田中くん(写真左)は「作品はもちろん、その背景も含めて素晴らしかった」と大絶賛。
ぼくも会場のロビーでコーヒーを出店して、少しばかりご協力させていただきました。
アート担当の隊員ではありませんでしたが、地域にアートの風が吹くことで街が豊かになると思っています。
協力隊OBとしてもアートヴィレッジの取り組みは陰ながら応援しています。
今回の公演では、昨年地域おこし協力隊を退任された斉藤かおるさんが演出を務め、舞台監督・美術に大瀬戸くん(1年目)、音響操作に中村さん(2年目)が関わるなど、企画制作&出演の木村さん(2年目)だけでなく、裏方では現役を含む協力隊経験者の方たちが活躍されていました。
今後のとうおんアートヴィレッジフェスティバル公演情報
最後に、今年度のとうおんアートヴィレッジフェスティバル公演情報をお知らせします。ぜひ足を運んでみてください◎
東温市民ミュージカル『人と川と祈りと 〜重信川伝説』
市民でつくる!伊予の国シェイクスピア第三弾「から騒ぎ」
ミュージカル・ガラコンサート『Shall We Sing?2024』
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