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東温市奥松瀬川の奇跡!「ディスカバー農山漁村の宝アワード」に輝く理由とは

みなさん、こんにちは。
東温市(とうおんし)移住コンシェルジュです。

東温市にある奥松瀬川(おくませかわ)地区で表彰式が開催されると聞き、取材に行ってきました📷

奥松瀬川ってどんなところ?

豊かな自然を使って、なんでも手づくりでやってのける地元の人々の力で変化し続けている地域です。

交流拠点「ほっこり奥松」を中心に、様々な取り組みが注目されています。
現在の人口は約280人。桜の名所やホタルが綺麗な穴場、紅葉スポットなど手つかずの自然が魅力🌸
地域のお米で作ったおにぎりやしし鍋が振る舞われる、奥松瀬川収穫祭には300~400人もの人が訪れます🍙


ほっこり奥松外観

奥松瀬川地区についてはこちらから

表彰された「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」って何?

今回で11回目を迎える農林水産省が主催の「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」で「地方奨励賞」を受賞しました。

ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワードって何?

ディスカバー農山漁村(むら)の宝は、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国への発信を通じて他地域への横展開を図るものです。
中国四国農政局は、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として団体部門8地区及び個人部門1名、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」地方奨励賞として団体部門25地区及び個人部門4名を選定しました。

引用元:ディスカバー農山漁村の宝

 

中国四国農政局は、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として団体部門8地区及び個人部門1名、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」地方奨励賞として団体部門25地区及び個人部門4名を選定しました。


今後の取り組みのさらなる進化、発展を期待して奥松瀬川地区が地方奨励賞に選ばれたというのです!

写真撮影のあと意見交換会が開催され、奥松瀬川地区がどのように歩んできたかがわかってきました🔍

奥松瀬川地区の課題解決とは?

水稲以外に目立った特産品がないため、農業所得が低迷していることが問題点でした。
そこで新たな地域特産品を生み出し、農業所得を向上させることで、就農者にとって魅力のある環境を整え、農用地の維持管理・耕作放棄地の発生防止・地域コミュニティの維持等の地域課題の解決に取り組むことになりました。

地域課題解決のために取り組んだこととは?

①柚子の産地化


柚子の新植

・令和元年度より荒廃した山林や農地、耕作放棄地を整備し、柚子の新植をスタート
・令和7年度にはゆずが豊富に収穫できる予定で、今後どのように柚子の販売を行うか検討する段階

 

②日本ミツバチのはちみつ(養蜂産業の再生)


巣箱の製作

・柚子の植樹許可が得られない耕作放棄地の拡大に伴い、令和5年度より蜜源作物による粗放管理を実施、養蜂産業の再生を開始
・気象条件や病気の影響を受けてかミツバチがなかなか来てくれず、まだまだ課題がある状態
・この春からどれだけ増えるかに期待しているところ

③リースの産地化

地域に自生している花や植物をリースの原料として活用しつつ、耕作放棄地にはドライフラワー用花卉を栽培し原材料としている
・リースは奥松瀬川の住民の産業として位置付けており、来年度は東温市のSAKURA select(さくらセレクト)への申請、ふるさと納税の返礼品に使えないか検討中
・品物は良くても商売が下手なのが課題で、販売する値段をどのくらいに設定したらいいのか検討中
・地区から小学校に行き子供たちにリースを教えたり、一般の人向けへのリース教室をほっこり奥松の体験スペースで実施
(今年度は延べ100名の方が体験された)

 

リース体験教室の記事はこちらから

 

他にもすごい!奥松瀬川の取り組みって?

①農村RMOに愛媛県下で最初に取り組む

・現在のRMOでは農地保全を蜜源作物でやり、奥松瀬川の産業育成をドライフラワーのリース作りでやり、子育て支援や高齢者対策をこども・おとな食堂でやり、地域の1つの形ができたのが現在の状況
・次の世代にどう受け継いでいってもらえるか・・・次の世代を考えていかなければならない
・現在自営農家が15~20人近く全て高齢者で、あと5~10年したらおそらく5人程度に減ってしまうが、その時にこの地域の農地をどう守っていくか・・・その基礎造りを現在RMOで行っている
・地域営農組織は法人化
して、農地は全て借り上げる構想を持っている
・現在の農地の状況を守っていくにはやはり法人化して、法人の経営をやるために高収益作物を導入するしかないと考えている

②ぽんぽこ農園(貸農園)の運営

・地域に若い人を呼び込むきっかけは、ぽんぽこ農園になっている
・農業をやってみたいという若者がぽんぽこ農園を利用しており、そこから就農を目指す人や移住したいという人もちらほらいる
・今年空いた農地についても、若い人に研修してもらおうと考えている

ぽんぽこ農園についてはこちらから

 

③竹細工教室

・竹細工教室の実施もしており、竹細工に使うひごを作るというかなり特殊な教室を定期的に開催
・他市町から生徒さんが来てくれ、材料に使うために地元は竹林が荒れていくのを整えていくので、耕作放棄地の対策においても助かっている

 

今後の展望とは?

「地域営農組織の法人化を目指し、農地の保全に力を入れていくとともに、次世代に繋ぐための基盤作りを知識や経験豊富な高齢者や女性が担い、収益性を高めた魅力ある農業や文化を組織に集約していきたい。そして、新規就農者にも参画できる分業システムを構築し、多種多様な人材が安心して住みたいと思える地域をつくっていきたい。」と今後の展望を話されました。

 

コンシェルジュが感じたこと

奥松瀬川地区のみなさんは、「時代の2、3歩先を読み、1歩先の行動を起こす」そんな言葉がふさわしいくらい考えがとっても柔軟。

「自分たちで何とかしよう」とアイディアを出し、地域のみんなで取り組み実現していく・・・大変なこともたくさんあるでしょうが、奥松瀬川の皆さんはそれを楽しんでいるようにさえ見えてきます。就農者も高齢者も女性もみんな楽しそう。

ぽんぽこ農園に毎日顔を出し、農業の楽しさを教える渡部区長さん。
地域の声を文章化、資料作成を一挙に引き受ける地域おこし協力隊OBの森田さん。
地域の問題に本気で向き合い、協力し合う奥松瀬川地区のみなさん。

今回の表彰は地域の努力の賜物だと感じざるを得ません。

 

 

奥松瀬川地区では地域おこし協力隊を絶賛募集中です!

奥松瀬川地区では2025年3月4日まで地域おこし協力隊を募集しています。
心身ともに健康で、奥松瀬川地区に住み、地域住民と協力しながら活動に取り組める方!
我こそは!と思う方はぜひ詳細をチェックしてみてくださいね。

これから地域の活性化に積極的に関わり、自然あふれる地域で元気に暮らしたい方の募集をお待ちしております。


現役の東温市地域おこし協力隊

地域おこし協力隊の募集についてはこちらから

 

 

さらに東温市を楽しみたい方はぜひ「東温市移住・定住支援ポータルサイト」をご覧ください!東温市の旬な情報が載っています。
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※記事に掲載した内容は投稿日時点の情報です。変更される場合がありますので、ご了承ください。
※令和3年4月よりお問合せ先が東温市産業建設部地域活力創出課地域振興係TEL 089-964-4414に変わりました。

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